かつては世界の銀生産の1/3を占めたという巨大銀鉱。
採掘から搬出までの流れがすべて良好に保存されている。
当時から環境に配慮した開発がなされていたことも
評価され2007年に世界遺産に指定された・・・らしい。
石見銀山公園に向かうことになる。
が、駐車場のキャパは全然足りていない。
連休ともなれば早期に満車となり、大行列ができる。
渋滞と行列をかきわけ、代官所前広場(もしくは石見銀山公園)に辿り着いても
多くの人にとってメインの観光地となる龍源寺間歩は遥か彼方。
そのため、ここから片道3キロの競歩を強いられる。
一応レンタサイクルや電動カートがあるものの
需要を満たしているとはとても思えない。
実際、レンタサイクル待ちの人が道路に溢れていた。
いつ戻ってくるかわからないので離れられない。
電動カートに至っては定員5名程かつ30分毎運行である。
しかたなく、多くの人が競歩を選択する羽目になるが、
龍源寺間歩への道は山道であることに変わりはなく、
特に見るものもなくただひたすら歩くのみ。
もちろん舗装はされているが、雨でも降ろうものなら
阿鼻叫喚の黄泉比良坂に早変わりすることは想像に難くない。
天候気候、更には健康に恵まれてようやくたどり着けるのが
龍源寺間歩の入り口
中はノミの跡が生々しく残り、
人が数百年かけて作り上げた洞窟を体験できる。
もちろん、鍾乳洞に行けば自然が数万年かけて作り上げた
洞窟を見ることができるわけで、はっきり言って余暇を持て余した
世界遺産コレクターのみにしか推薦できない。